醸造家のご紹介

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前島 良(まえしま りょう)

1975年生まれ。高校卒業後すぐに山梨県立ワインセンターにて3年間の研修の後、アルプスワイン株式会社に入社。醸造家としてのキャリアは20年以上。現社長より醸造責任者を引き継ぎ、自社ワインの醸造および管理、監修を行う。

■醸造家・前島良が目指すワインスタイル

ぶどう本来の成分を出来るだけ活かすワイン造りを目指し、近年前島良が確立したワインのスタイルは【ぶどう本来の成分をそぎ落とさず、クリアでクリーンに造り、熟成でのレベルアップが期待できるワイン】です。その為に4つの取り組みを行っています。

ぶどう本来の成分を損なわないようにする

ワインの味を損なう大きな要因の1つに、果汁の酸化が挙げられます。搾汁時にドライアイスを用いて、果汁酸化を徹底して防いでいます。

クリアーでクリーンな味わいを実現する醸造

果物の味を最大限活かすためには、酵母選択と健全な醗酵が不可欠です。果汁の酸化を防いだ上で、POF(フェノールオフフレーバー:ワイン欠陥物質の一種)を出さない酵母を選択し、醗酵が止まらないよう管理する醸造を行っています。他にも、細かな醸造上の改善を合わさる事で、クリアーでクリーンなワインが生まれます。

亜硫酸塩の添加を少なくする

従来的な方法に比べてより健全なワインが作れた事で、亜硫酸塩の添加量が少なくても保存効果が期待できるようになります。その結果、従来は亜硫酸塩の味や香りに隠れていたワイン本来の品種の味わいが前面に出たワインとなり、ワイン自体がきちんと熟成をする、未来にわたって熟成が期待できるワインを生み出すことが可能となりました。
この技術は主要製品に水平展開し、プレミアムワイン全体の酒質向上に貢献しています。

ワイン栓の変更によるワイン保存性の向上

社内での比較試飲により、コルクに比べてStelvinスクリューキャップの密閉性能に優位性を認めた事から、主要ワインを全面移行しました。酸素透過を減らしてワインの酸化による劣化を防ぐことで、特に白ワインをよりフレッシュに保つ事が出来る様になりました。